おねえさん:レンタルで観てはまり、その後少なくとも5回は借りている作品です。
しろたん:DVDかえばっ?
みーぽ:読んでなるほどと思ったのは
町山智浩さんの評論と
生盛健さんの評論です。
IMDb(インターネットの映画データベースサイト)での評価は低いけどね。
おねえさん:合わない人には合わない
映画なのかなと思う。おねえさん?大好きよ。この万事においてやり過ぎな感じがたまりません。畳み掛けるようなブラック・ジョークといい、女優たちの過剰すぎる演技といい、バービー人形の世界に入り込んでしまったような色の使い方といい。
がすぱーる:どことなくキャンプなセンスを感じます。
みーぽ:この
映画でニコール・キッドマン(Nicole Kidman)を見直したよ。いつもお高くとまってアカデミー賞狙いの
映画に出たがるいけすかない女優だという先入観があったからさ。
しろたん:トム・クルーズ(Tom Cruise)とけっこんしてたひととかねっ。
がすぱーる:中々のコメディエンヌぶりを発揮しています。こんなにコメディが向いているとは思いませんでした。
おねえさん:ニコールの素晴らしい点は、マンハッタンのキャリア・ビッチ(劇中主人公の夫が使う形容。おねえさんの発明物ではありません)を演じてもどこかかわいらしさがある所ね。
みーぽ:ニコールにこのぶたねずみ、と罵られながらヒールで踏ん付けられたい。
しろたん:そんなことされたら綿がとびでるよっ。
おねえさん:バービーロボット改造前の主人公ジョアンナはブリュネットのボブスタイルなのだけど、これがニコールの色の白さを際立たせていてとてもよく似合っているのよ。
がすぱーる:正直バービー期のブロンドロングヘアより似合っているように感じます。
みーぽ:顔が小さくないと絶対出来ないヘアスタイルだよね。羨ましい。
おねえさん:バービー改造直前のノースリーブ衣装が適度にかわいげがあって、でも媚び過ぎずで最強。バービー期の衣装はやり過ぎ。やり過ぎて最早ギャグ。
がすぱーる:実際ギャグのつもりなのではないでしょうか。
しろたん:名古屋のマダムざっし『メナージュケリー』とおんなじバイブをかんじたっ。ホームページは
こちら。
みーぽ:・・・えーと、熟女バー「さざ波」のキャスト一覧表ですか?実はこの
映画を見て検索するまでBetty Crocker(アメリカの大手食品加工業General Mills社の1ブランド。ケーキミックス等が有名)が実在の人物だと思っていたことは内緒。
おねえさん:子役が完全に小道具扱いで何の役割も担っていないのが却ってすっきりしていて良い。
みーぽ:「良い妻とは」に加えて「良い母親とは」というテーマまで扱い出すとごちゃごちゃするからね。ニコール・キッドマンの脇に安定のグレン・クローズとガハハ系ベット・ミドラーという二大おばはベテラン女優を配したのは正解だと思う。この二人が同じスクリーンに映るというだけでも僕には観る価値があったよ。ジョアンナが最近読んだRobert Caro著“”(2003年のピューリッツァー賞伝記部門を受賞した作品らしいです。多分真面目な本)を取り上げるも華麗に黙殺され、結局クリスマスに向けて松ぼっくりを如何に有益に使うことが出来るかアイディアを出し合う読書会のシーンで痙攣。
おねえさん:ベット・ミドラー演じる作家兼妻兼母兼ユダヤ系、ボビーのキャラクター造形に説得力があった。おねえさんの周囲にもああいうガハハ系インテリ女性少なからずいるから。日本人だけど。
がすぱーる:ガハハかつインテリというと団塊の世代に多いですよね。学生運動をリアルタイムで知っている世代の女性に。
みーぽ:大抵大学時代の同級生と結婚してるよね。
しろたん:ちょっと左まきだったりするんだよねっ。さべつにびんかんだったりNPOやってたりせっけんシャンプーつかってたりっ。そんでもってピースボートにのっちゃったりするのっ。
がすぱーる:ベット・ミドラーは元々歌手でしたよね?バニー・マニロウ(Barry Manilow)とピアノの前で写っている写真を雑誌で見たことがあります。
おねえさん:おねえさんにはテレビ放映された時に観た
映画『ステラ(Stella)』(’90)のイメージが強いかな。
みーぽ:あの
映画結構感動したんだけど。
がすぱーる:ベッタベタな
映画じゃないですか。
おねえさん:おねえさんもよ。だから我々はベット・ミドラーと相性がいいのよ。
みーぽ:グレン・クローズって普段どういうテンションで暮らしてるんだろ。めちゃくちゃ気になる。
しろたん:家でもハウディー(howdy)とかイッピー(yippee)とかいってたらなんかイヤっ。
みーぽ:ジョアンナとボビーとロジャーの三人組がいい味出してるよね。
おねえさん:元マンハッタンのキャリア・ビッチ+ユダヤ系フェミ作家+ゲイという保守的な高級住宅街ステップフォードにおけるはみ出し者トリオね。
がすぱーる:身を乗り出してロジャーの身の上相談に乗るジョアンナは少しきれいなおねえさんっぽいと思いました。ニコール・キッドマンが姉キャラだったとは。
みーぽ:それぞれがお気に入りの抗鬱剤を披露し合うシーンで撃沈。
がすぱーる:ジョアンナはゾロフトを子供騙しとけなし、ボビーはザナックス信奉者(本人曰く「古風」)で、ロジャーはプロザックとバイアグラのコンボがお気に入りだそうです。
みーぽ:カクテルじゃあるまいし薬混ぜて大丈夫?飲みあわせってあるでしょ?
しろたん:きぶんもアレもあがってけっこうなことじゃないかっ。
おねえさん:あれを見ると抗鬱剤を服用するのはとてつもなく楽しそうなことに映るんだけど。子供には観せない方がいいわね。
みーぽ:抗鬱剤でオーバードーズなんて洒落にならん。ジョアンナとウォルターは共に愛嬌があるし、ボビー&デーヴ夫妻は破れ鍋に綴蓋ということで理解出来るけれど、ロジャー&ジュリーのゲイカップルに関しては、そもそも何故二人がパートナーなのかよくわからん。現実世界にいたら絶対恋に落ちなさそうな二人だと思うんだけど。共通項がなさすぎ。
おねえさん:どこかしらいい所があるのだろうけれど、それが
映画では描かれていかったのでわかりにくかったわ。
しろたん:ウォルターやデーヴとちがってジュリーにはあんまりでばんがないもんねっ。
みーぽ:この
映画、途中でからくりがわかってしまうから正直あまりサスペンスとしては機能していないのだけれど、藤子・F・不二雄のSF短編漫画や山岸凉子が描くホラー漫画並みに救いのないオリジナルをコメディ調にアレンジしてリメイクしたのは正解だったと思う。
おねえさん:ニコールのかわいさやキャンプかつダークなジョークの釣瓶打ちを堪能する
映画だと理解しているので、早い段階で種明かしされてもあまり気にならないわ。
がすぱーる:2012年5月2日現在ニコニコ動画でアップロードされているので、興味のある方は覗いてみて下さいね。トランスクリプトは
こちらで見ることが出来ます。
オリジナル版
テーマ : リメイク映画
ジャンル : 映画